
宇宙のハンター、狩猟民族:ヤウージャたちが『プレデター』として登場する映画は、現時点で9作公開されている。本記事では最新作『プレデター:バッドランド』までを含め全作を一気に紹介する。
そもそも【プレデター】とは
●【プレデター】という生物ではない
1987年公開の映画で初登場した、地球外知的生命体である。ヤウージャ星出身のヤウージャ族という戦闘部族なのだが、人間からすると【捕食動物】に追われているように感じられることから、捕食者と呼ばれている。実際には、人間を食べるために捕えるわけではなく、狩りそのものがヤウージャの文化であり、名誉や儀式のために実施されるものである。
●コンテンツとしての【プレデター】
現在ではコミック、ゲーム、小説などにも幅広く展開しているコンテンツだが、スタートは映画である。初代映画の成功なくしてここまでの人気はなかっただろう。なお本サイトにおいては、補足的に他媒体の内容を含める場合はあるが、基本的に映画の内容や設定をベースとしている。
大まかな分類と各作品の一言コメント
【オリジナル系譜】
●プレデター
得体の知れないモンスターがハイテク技術と高いフィジカルで人類最強クラスの男たちを圧倒していく物語。当初、ジャングルでシュワちゃんたちが大暴れすること以外謎に包まれていたため、いざプレデターが登場した時の衝撃は半端なかった。醜い野郎だ……けど、なんでカッコいいんだ!?
●プレデター2
舞台を灼熱のロスへ移して宇宙狩人と戦う第二弾。前作より豊富な武器も登場し、プレデターの生態についても明かされ、キャラクターとして深みが増した。いかにもアメリカ的なド派手な銃撃戦もあり、アクション映画としても見応えばっちりである。
●プレデターズ
あらゆるタイプの“殺し”のプロフェッショナルたちが、未知の場所で、未知の生物から狩られる側に立たされるというプロットの本作。前作までと異なり、複数のプレデターが敵として登場することもあり、プレデター好きとしては絵面だけで興奮してしまう。
●ザ・プレデター
プレデターの落とし物を拾った主人公クインが、別のプレデターや当局から狙われるハメになるというストーリー。初代プレデター出演のシェーン・ブラックが監督したのだが、プレデターの新設定やコメディ感の強さによって、初代とは全く違う雰囲気の作品になっている。
【AVPシリーズ】
●エイリアンVSプレデター AVP
SF二大モンスターが戦う、誰もが一度は夢見たクロスオーバー作品。これまでとは違う人間との関わり方を見せるプレデターに、ファンが急増しただろう一作でもある。シンプルにモンスター同士のバトルが好きな層にも刺さったはずだ。
●エイリアンズVSプレデター AVP2
新種エイリアンを始めとしたエイリアン軍団と、超エリートプレデターが戦う流れとなる続編。とにかく画面が暗いことでも有名。人間ドラマが弱く作品としては低評価されがちだが、ザ・クリーナーやプレデリアンといった心惹かれる個体が登場する隠れた逸品である。
【ダン・トラクテンバーグ監督群】
●プレデター:ザ・プレイ
1700年代のアメリカ大陸が舞台の本作では、これまでより原始的な戦いが繰り広げられ、また違ったテイストのアクションを楽しめる。頼れる兄タアベや、有能な相棒サリィなど魅力あるキャラクターや、一風変わった造形のプレデターなど見どころ満載。
●プレデター:最凶頂上決戦
唯一のアニメ映画。オムニバス形式で描かれる様々な時代、様々な場所での戦いはどれも臨場感あふれ、実写とはまた違った迫力もある。“頂上決戦”での、どこかベタだが熱い展開や、終盤で明かされる衝撃の事実はファン必見である。
●プレデター:バッドランド
シリーズ初となるプレデターを主役とした作品。死の惑星が舞台となり、登場するモンスターたちはどれも目新しく、定期的に発生するバトルも先の読めない面白さ。アクションに加えてプレデターならではの“絆”も描かれ、シリーズ初見の人でも楽しめる作品となっている。
ネタバレありのがっつりレビューはそれぞれの記事へGO!
公開順&見る順は?
映画の公開順は下表の通り。
| 公開年 | 作品名 | 時代設定 |
|---|---|---|
| 1987年 | プレデター | 1987年 |
| 1990年 | プレデター2 | 1997年 |
| 2004年 | エイリアンVSプレデター | 2004年 |
| 2007年 | エイリアンズVSプレデター | 2004年 |
| 2010年 | プレデターズ | 現代 |
| 2018年 | ザ・プレデター | 2018年 |
| 2022年 | プレデター:ザ・プレイ | 1719年 |
| 2025年 | プレデター:最凶頂上決戦 | 複数 |
| 2025年 | プレデター:バッドランド | 未来 |
興味はあるがどこから見たらいいかわからない、という人は1987年公開の無印プレデターか、プレデター:ザ・プレイからスタートするのがオススメ。しかし、すべてを網羅するなら、やはり公開順に見るのがいいだろう。
AVP➡AVP2を除き、前作を視聴していないと意味が分からないという作品はないので、比較的どこからでも入りやすいが、『プレデター:最凶頂上決戦』は過去作品のラストに関わる描写が出てくるので、終盤まで取っておくことをオススメしたい。
なおAVPシリーズに関しては、プレデターだけでなく、エイリアンの生態もある程度視聴者が理解している前提で作品が進んでいく。『エイリアン』の第一弾を見てから視聴する方が楽しめるだろう。
運命のプレデターを診断するフローチャート
どのプレデターも好き過ぎて、一人になんて決められない!そんな時用のオリジナルフローチャートを作成したので、今日はどのプレデターと一緒にハントしようかな、と迷ったら参考にしてみて欲しい。

- 答えの番号を選択➡
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
- 8
あなたにピッタリのプレデターは……
フェラルプレデター(プレデター:ザ・プレイ)
野性味溢れるフェラルとの狩り。熊やライオンなど野生動物との触れ合いと殺戮を楽しみながら刺激的な時間を過ごして。
ジャングルハンタープレデター(プレデター)
ジャングルハンターとはお揃いの網タイツで出発。狩りの合間に、かくれんぼやドキドキ自爆装置カウントダウンも楽しんじゃおう。
バーサーカープレデター(プレデターズ)
ちょっぴり短気なバーサーカーと一緒なら、獲物と自分、次に背骨を抜かれちゃうのはどっち!?なんてスリルも味わえちゃう。
デク(プレデター:バッドランド)
誰よりも伸びしろのある急成長中プレデターのデク。共に狩り、時に守られ、アットホームで愉快な狩りになること請け合い。
シティハンタープレデター(プレデター2)
都会っ子シティハンターとの狩りは、地下鉄利用で移動も楽々。フレッシュな牛肉ディナーのオマケもあるかも!?
スカープレデター(エイリアンVSプレデター AVP)
コミュニケーション上手なスカー。身振り手振りで心を通わせながら飽きることなく、初々しいハンティングタイムを楽しめるはず。
アサシンプレデター(ザ・プレデター)
フィジカルの強さダントツ1位のアサシンとの狩りは、是非愛犬も一緒に。賢さをチラ見せしてあなたの遺伝子の虜にしちゃおう。
プレデター・ザ・クリーナー/ウルフプレデター(エイリアンズVSプレデター AVP2)
圧倒的な強さにドキドキしっぱなし。二人の痕跡をキレイに消し去りながら、ウルフと一緒に真っ暗な世界でオトナな狩りを楽しんで。
まとめ
プレデターはその独特な造形だけでなく、狩人という位置付けや、彼らの文化のオリジナリティも相まって、単なる【宇宙モンスター】の枠を超えた存在になった。
人類を遥かに凌駕する科学技術と圧倒的フィジカル優位性を持ちながら、『我らが地球を侵略するのだワハハハハ』と押しかけてくるのではなく、『おい、お前んトコのテッペン誰だよ、俺がボコしてやんよ』みたいなノリでハンティングに来るギャップは、他の映画、他のモンスターでは味わえない趣である。
また、ベースを保ちながらも、見た目や生態、性質上バラエティに飛んだプレデターたちが各作品で登場してくるので、シリーズとして見ても飽きが来ない。中には『今回のプレデター、ヤバすぎ!好き!推せる!絶対フィギュアも買う!』という作品もあれば、『なーんか今回のはそこまでハマらなかったな』、という波はある。しかし、それも含めて、次のプレデターはどんな奴!?という楽しみ方に繋がっているのだ。
初代公開から何十年経っても根強く愛され続けるコンテンツ、そしてキャラクターである【プレデター】。もしまだ見たことがないけど、ちょっと気になるかも!というポイントがあれば、1作品でもいいので是非視聴してみて欲しい。





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