【考察】映画『プレデター:最凶頂上決戦』|頂点に立つのは、人類か、プレデターか

【苦手トリガーチェック】
虫:なし、体内侵入:なし、身体損壊:あり、子ども被害:あり、動物被害:なし

ここからネタバレがあります!未視聴の方はご注意ください!

本作は、異なる場所、異なる時代で行われた3つの戦いをオムニバス形式で描き、各バトルを生き抜いた主人公たちが“頂上決戦”へ召集されるという構成である。

第一章『盾』
時代:841年、場所:北欧
主人公は盾を駆使して戦うヴァイキングの女性、ウルサ。過去に、敵の部族長ゾランから命じられ父にとどめを刺したことがあり、復讐を誓っていた。戦闘力は部族で最も高く、ゾランの要塞へ乗り込んだ時にも先陣を切り、単独で敵戦力をほぼほぼ削いでいた。

第二章『剣』
時代:1629年、場所:日本
主人公は刀をメインに扱う江戸時代の忍者、ケンジ。かつて城主としての跡継ぎ争いに敗れ、弟に復讐すべく父の葬儀の日に城へ忍び込む。単身で城を守る番衆たちを次々無力化していくなど、かなりの実力者であることがわかる。

第三章『弾』
時代:1942年、場所:アメリカ
主人公は連合軍パイロット、ジョン・トーレス。フロリダで整備工場を経営する父と二人暮らしをしていたが、第二次世界大戦で召集され、北大西洋上へ赴く。故障機体を調べて単なる敵襲ではないと判断すると危険を顧みず仲間へ警告しに行くなど、勇気のある青年。

一度勝っても終わりじゃない
プレデターを撃破した3人は、勝利後にプレデターにより回収されて冷凍保存されていた。ウルサ、ケンジは戦いの直後に場面転換していたが、ジョンは戦地を離れ実家に戻っていたところへ宇宙船が来ていた。プレデターを撃破した人物を特定し、実家も突き止めて、執念深く追いかけてきたと思うと、なかなかのストーカー気質である。

頂上決戦の行方は
前哨戦としてのVSバックバイターは、人間3人の勝利と言えるだろう。VSウォーロードについては、男二人は宇宙船で脱出するも大量のヤウージャに追われる展開なので、最終的に生還出来たかは怪しい雰囲気だ。ウルサは、脱出こそできなかったものの、一応勝利判定だった。そのため、再び冷凍保存されてしまうことになった。

ミッドクレジットで明かされる衝撃の事実
冷凍保存されていた中には、ナル、ディロン、そしてダッチの姿があった。キレイに終わった過去作をひっくり返された感もあり、これは賛否両論あるかも知れない。とはいえ、再戦したとしてもきっとダッチはまた勝つだろう。

ブルートプレデター(vs盾)※媒体によりヨトゥンとも呼ばれる
ウルサたちからはグレンデルと呼ばれていた。かなりの巨漢で、肉弾戦派らしく軽装備。ちょっと頭が悪そうなところは愛嬌ともいえる。右手は義手兼武器になっている。武器は、ガチャガチャチャージしてトリガーを引くと何かしらの波動が出るタイプで、人間なら壁ごと吹っ飛ばせるほどの威力。

ニンジャプレデター(vs剣)※媒体によりオニとも呼ばれる
体型はひょろなが、顔も面長、そして下の牙もめちゃくちゃ長い。武器の種類が豊富で、刀のような刃をした二枚のリストブレード、伸縮するグラップルクロー、小型爆弾、刃が開く槍などギミック満載の武器を駆使。

サイボーグプレデター(vs弾)
ドレッドヘアの存在しない、いわゆるハゲ頭。左目にスカウターをしているようにも見えるが、どちらかと言うと、マスクを顔面に埋め込まれている状態。一切宇宙船から降りずに交戦するパターンはシリーズ初。

ウォーロードプレデター
過去一大きな体を持ち、エイリアン骨を大量にあしらったオシャレなマントを身に着けた、“グレンデル王”(ウルサ命名)。マスクはかなり特徴的で、プレデターの骨から作られたようにも見える。クランの長と思われるが、率いている数がかなり大きく、これまで登場した“クラン”とはイメージが異なる。

開始数分でこれがアニメであることを忘れるような、リアリティある映像だった。北欧の氷の上で吐かれる息の描写などは、こちらまで冷たさが伝わってくるほど。バトルの描写も、動き方やグロさ具合が素晴らしく、非常に見応えがあった。北欧戦では、どちらかと言うとVSゾラン隊が好き。盾強過ぎ~と謎の涎が垂れた。音響もよく、ヤウージャ星では独特のBGMがプレデターの雰囲気とマッチしてワクワク度が上がった。

一部の展開で、さすがにそれは人間側に都合が良すぎないか?と言う点もあったが、それでもどっしり構えて負け知らず、みたいなウォーロードの貫禄を見ると、まぁそれくらいのハンデがあってもいいかという気持ちになる。そのくせ、手持ち無沙汰でマントの骨を弄ぶギャップに萌えたことを追記しておきたい。

シリーズのまとめ記事はこちらから☟

基本情報

【制作年】2025年
【監督】ダン・トラクテンバーグ
【キャスト】リンジー・ラヴァンチー、ルイス・オザワ・チャンチェン、ブリトン・ワトキンス
【登場人物】ウルサ(ヴァイキング)、カワカミ・ケンジ(忍者)、ジョン・J・トーレス(連合軍パイロット)
ポストクレジットなし(ミッドクレジットあり)

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