
ジャンル:ホラー
監督:イーライ・ロス
キャスト:ネル・ヴェルラーク、アディソン・レイ、ジェイレン・トーマス・ブルックス、マイロ・マンハイム、パトリック・デンプシー、リック・ホフマン、ジーナ・ガーション
登場人物:ジェシカ(大学生)、ギャビー(大学生/ジェシカの友人)、ボビー(大学生/ジェシカの彼氏)、ライアン(大学生/ジェシカの友人)、エリック(保安官)、トーマス(ライトマート経営者)、アマンダ(ミッチの妻)
ポストクレジット:あり
ポテッチの好き度:50/100(普通)
超ざっくりあらすじ
1年前の感謝祭、マサチューセッツ州プリマスでは、大混雑のライトマートにごった返す客が制御不能となり死傷事件に発展した。それから1年が経ち、再びプリマスで悲劇が始まる。

事実関係・疑問・つっこみ など
殺されキャラいろいろ
●ライトマート事件の“加害者”たち
本作の中心となる事件の被害者は、基本的に1年前のライトマート事件に関わった人間たちだ。経営者トーマスの家族に加えて、事件当時カートを押してアマンダにガツンガツンしていた七面鳥青年ライオネルや、同じくカートを押していたダイナー店員のオバちゃんなど。
●警備員マニー
マニーは1年前のあの日、同僚のダグを差し置きさっさと現場から立ち去ったライトマートの警備員である。逃げたのは職務怠慢だが、結局あの雪崩のような群衆を押し返す力はなかったはずなので、居ても居なくても店内の混乱は防げなかっただろう。彼の飼い猫が許されたのはホッとした。
●ハノーヴァー校の2人
ジェシカたちが身内特権で先に入店していることに気付き騒ぎ出した二人である。騒動のきっかけを作ったという意味で、わざわざピックアップして殺されたのだろうか。チアリーダーに至っては、めった刺しされた上に、冷蔵庫で放置プレイされ、一瞬「助かるかも!」と期待させられたのちの死亡で、異常に惨かった。エロ担当は死ぬというホラー映画の流儀を感じた。
“動機”の真相は
●シンプル復讐譚
犯人は保安官のエリックだった。殺害の動機は、被害者たちが交際相手のアマンダを死に追いやったから。とても分かりやすい。
●ほんとうに不倫?
エリックの元妻は他界。アマンダに妻の死後心を支えられ、好意を抱き、関係が発展したというエリック。アマンダはミッチの妻なので、不倫ということになる。しかし、あの日ライトマートをアマンダが訪れたのは、ミッチに差し入れをするためだったし、大混乱の中で彼女が捜したのはミッチだし、なんなら一度もエリックの名は呼ばなかった。本当に、2人は両想いの不倫関係にあったのだろうか。
●エコー写真
エリックが、アマンダとの関係を告白している間、見つめた先にはエコー写真があった。明らかに“胎児”と分かる写真だったので、相当な週数だろう。しかし、あれも本当にエリックとアマンダの子なのか不明だ。少なくともアマンダのお腹が膨らんでいたようには見えなかった。エリックの動機が、この映画における一番のホラー要素だろう。
●エリック再び?
ラストは、平和を取り戻したはずのジェシカを燃える体で捉えようとするエリック、という、夢の描写。もしこれが続編を示唆するなら、次のジョン・カーヴァーは誰だろうか。またエリックだったら、マイケル・マイヤーズ現象(ちょ、おま、いつ人間やめたんだよ!現象)が起きる。
感想
とにかく人の襲われ方・死に方の種類が多くて、次はどんな手でくる!?という楽しさがあった。銃殺や首チョンパなどの定番(?)に加え、買い物カートで頭皮ベロンとか、ごみ箱で体真っ二つとか、トランポリンの下からめった刺しとか、オーブンで焼くとか、肉叩きで頭蓋粉砕とか、オリジナリティあるゴアも多くて見ごたえ十分。比較的スラッシャーは見てきた方がだが、あれだけの種類を1作品でこなしているのは目新しい。
SNSの使われ方が三者三様だったのも印象的だった。バズ目的で使う者(エヴァン)、リベンジ晩餐事件で恐怖を煽り、捜査をかく乱する者(エリック)、そしてスマホ生配信で真実を世に晒す者(ジェシカ)。それにしても、エヴァンが1年以上同じ内容の動画を擦り続けているのは、さすがにちょっと、どうなんだ。
個人的MPVはマッカーティーだ。ホラー映画で武器を大量に持っているキャラは、やらかし系か犬死に系が多いが、彼はRPGにおけるNPCのお助けキャラのような存在だった。無駄に場を荒らすこともなく、主人公サイドに武器を提供するだけの親切おじさん、それがマッカーティーである。






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