
【苦手トリガーチェック】
虫:なし、体内侵入:なし、身体損壊:あり(軽微)、子ども被害:なし、動物被害:なし
事実関係・疑問点の整理
ウィジャ使用後の出来事
本筋はとてもシンプルで【ウィジャボードを使い呪われた若者たちが死ぬ】という話である。一度呪ったら、悪霊はデビーの家以外でも人を殺せるし、耳元で囁いてのマインドコントロール戦法かと思いきや、物理攻撃=浮かせたり吹っ飛ばしたりもできる。【出来ること】【出来ないこと】がよく分からなかった。殺害の順序も謎である。
呪いの”真相”と真実
●新聞記事
屋根裏から発見された写真を元に過去の記事へ辿り着いた。記事の内容は下記の通り。
・デビーの家には昔、ザンダー家が住んでいた
・ザンダー家の次女、10歳のドリスが行方不明になった
・行方不明事件に母親の関与が疑われている
・ドリスの姉ポーリーナ(リーナ)が母親殺しの罪で精神鑑定へ
更にリーナがフーバー精神科病院に入院していることも調べ上げ、翌日にはレインが病院へと向かった。昔は個人情報の管理が甘かったことを加味しても、ピートの特定班っぷりが凄まじい。
●リーナの真意は
レインたちに一度は”偽の真実”を教えたリーナ。事実だけを見れば主人公サイドが裏切られた形だが、そこに悪意があったとは断定できない。例えば、過去の事件以降ずっと彼女に呪いが残っていた可能性がある。その場合、彼女の発言や、ドリス解放への誘導は【憑依・催眠状態で操られていた】からとも考えられる。しかし、本編中で明確に描写されていないことから、いずれも断定できない。他の可能性として、①単なる妄想か精神疾患による判断ミス、②母殺害時点で実際にドリスの霊と約束をしていた、なども考えられる。
呪いの解除は簡単だった
●真の対処法
レインたちはノナに経緯を話してアドバイスを求める。すると【ドリスの遺体とウィジャボードを燃やすことで解決する】という、とても簡単な対処法が提示され、実際にそれで解決した。なお、ノナについては、レインの家の家政婦で長年従事しているだろうことは読み取れるが、それ以上の背景については不明である。
●ドリスを解放した意味
ドリスは、口の糸を切られずとも、作中で2人を殺害している。うち1人は遠隔で、体を宙に浮かせて殺すという荒業をやってのけている。糸を切られてからは、ピートとトレバーを殺害するものの、レインとサラには結局敗北している。糸を切ってパワーアップするイメージだったが、実は特に変化がなかったのではないだろうか。母親の霊は一喝で消し去ったが、デビーには叫び声一つ上げられないままだった。その辺りの設定や描写のブレが、呪い自体を微妙に見せてしまう一因でもある。
感想
王道のウィジャボードティーンホラーという感じで、物騒過ぎる割に中身がなにも伝わらないタイトル以外、印象に残らない系統だった。主人公が不用意に周りを巻き込みまくって自分だけ助かるパターンなので、限りなくモヤモヤする。ちゃっかり助かってんじゃねー!と思ってしまうのだ。トレバーに至っては、ビビり倒していたのに最後まで残された上で呪い解除直前に殺されてしまい、不憫過ぎた。
なかなかのご都合展開も気になったところだ。たとえば、ノナはレインたちに相談を受けると秒で正解を教える。何者だよ!とツッコまざるを得ない。その割に、呪いの解除に同行する話も出なければ、家で二人を案じる描写もなく、本気で心配しているのか不明である。また、デビーの霊も唐突だった。ウィジャ使用中さえずっと気配すらなかったデビーが突然現れて、しかも強敵ドリスと普通に張り合うのは不自然である。姿を現したのがデビーの意思であれば、もっと早く出て来いよの気持ちだし、彼女の意思でないならレインに都合が良すぎる話だろう。
続編が前日譚になるパターンなのだが、そちらを見ないとすっきりしないのが更にマイナスポイント(ただし続編を見てもすべての疑問が解消されるわけではない)。続編の方が個人的には好きだった。
続編のレビューはこちら☟
基本情報
【公開年】2014年
【監督】スタイルズ・ホワイト
【キャスト】オリヴィア・クック、アナ・コトー、ダレン・カガソフ、ビアンカ・サントス、ダグラス・スミス、シェリー・ヘニッヒ、シエラ・ホイヤーマン、リン・シェイ
【登場人物】レイン・モリス(高校生)、サラ・モリス(レインの妹)、トレバー(レインの友人)、イザベル(レインの友人)、ピート(デビーの恋人)、デビー・ガラルディ(レインの親友)、ドリス・ザンダー(少女)、ポーリーナ・ザンダー(ドリスの姉)
【ポストクレジット】なし







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