
ジャンル:アクション、SF
監督:ニムロッド・アーントル
キャスト:エイドリアン・ブロディ、トファー・グレイス、アリシー・ブラガ、ウォルトン・ゴギンズ、ルイ・オザワ、オレッグ・タクタロフ、マハーシャラ・アリ、ダニー・トレホ、ローレンス・フィッシュバーン
登場人物:ロイス(傭兵)、エドウィン(医者)、イザベル(CIA非合法工作員のスナイパー)、スタンズ(FBIが追う死刑囚)、ハンゾー(やくざ)、ニコライ(ロシアの特殊工作員)、モンバサ(RUF=シエラレオネの殺人部隊)、クッチーロ(ロス・セタス暗殺集団)、ノーランド
ポストクレジット:なし
ポテッチの好き度:60/100(好き)
超ざっくりあらすじ
ロイスは、落下中に意識を取り戻した。着地したジャングルのような土地で、同じようにここへ連れてこられた面々と共に事態を把握しようと動き出す。そして”謎解き”が進まぬうちに、彼らは見たこともない獰猛な四足歩行動物に襲われる。しかしその“猟犬”を放った存在こそが、彼らの真の脅威だった。

事実関係・疑問・つっこみ など
今回の”狩り”
謎の惑星で実施され、”猟場”の場所や名前は最後まで明かされない。
●前提
・プレデターは、シーズンごとにこの惑星で狩りを楽しむ
・狩る側は新種プレデターで、毎回3体1チームで現れる
・狩られる側は人間など様々、他の星からケージに入れて運んでくるか個体にパラシュートをつけて落とす
・獲物は、その惑星において戦闘力が高く戦うに値すると思われる個体
・クラシックプレデターは、新種プレデターとは敵対している
●今回の獲物のみなさん
・ロイス、イザベル、エドウィン、スタンズ、ハンゾー、ニコライ、モンバサ、クッチーロが獲物として連れて来られた(他にも居たがパラシュートが開かず死亡)
・なんらかの事情でクラシックプレデターが1体、新種プレデターに捕縛されていた
ロイスたちが惑星からの脱出を目指して戦うのが本編の内容となる。
ノーランド
●存在が違和感
ガイド役としていろいろ説明し、ロイスたちを隠れ家に招き入れ、そうかと思えば殺そうとして小火を起こし、それがきっかけで居場所がバレてプレデターに殺される。意味不明である。
●ノーランドの功績
ノーランドの情報を元に、ロイスたちが作戦を立てることはなかった。功績と言えば、ロイスたちが休憩し食事をとれたこと、スタンズが防護服を、ハンゾーが刀をゲットできたことである。
●ノーランドの実力
精神に異常をきたしている描写もあり、発言がすべて真実かは怪しい。猟場にいるということはそれなりの戦闘力はあるだろうし、イザベラが撃ち損じた謎の生き物を殺しているので全くの素人ではないはず。それでも「ん~?俺?まぁ、2~3匹殺したカナ、覚えてないけど(チラッ)」みたいな話は嘘くさかった。プレデターのマスクも、他の誰かが倒したプレデターの装飾品を奪っただけの可能性もあり、彼がプレデターを倒した証拠にはならない。
●散り様
彼が絡む場面は、コイツ何者?何がしたいの?誰と喋ってるの?え、イマジナリー?!という雑念が起きて、なんとも邪魔だった。それでも、謎の捨て台詞と共にブシャッと盛大に散って行ったところはとてもよかった。
今回のプレデターたち
●ドッグハンドラープレデター
2本の長い牙のようなものがついたマスクが特徴的。プレデター犬を犬笛でコントロールし、必要に応じて獲物を追い立てる係。
●ファルコナープレデター
鷹のような鳥型の偵察装置を駆使して、遠くの状況も把握することが出来る。しかし偵察装置が作中で使用された描写は一度きり。中盤で、史上初のやくざとのタイマンを繰り広げて敗北。男気はあったが、前作までの死闘が霞むという意味で、生身の人間相手に残念な結果だった。実はハンゾーの戦闘力が53万くらいあった、としておこう。
●バーサーカープレデター
通称、ミスターブラックプレデター。3体の中で一番体が大きく強い個体。素顔が可愛くない(主観)。マスクは下顎部が動物の骨のような見た目。あっさりクラシックプレデターを殺す。スタンズに煽られると、心底苛ついた様子で生きたままブチブチと背骨を抜いていた。確かにスタンズはウザかった。地面に転がったエドウィン(罠)を見ると、とりあえずリストブレードで刺していた描写にプレデターらしさがあって、そこは良かった。
●クラシックプレデター
ジャングルハンターあたりと近い見た目。狩られる側らしく、捕縛された状態で登場。ロイスと意思疎通して共闘関係となるも、バーサーカーに敗北。いい奴そうだったのに。
感想
ビリー枠っぽいモンバサ➡でもタイマンを挑みにいく役はハンゾー、ロイスが体に泥を塗ってサーマルヴィジョン回避➡でも心拍検知でバレる、など、オリジナルっぽい展開からの逆をつくパターンを発見するのは面白かった。しかし舞台が地球ではないので、プレデターに勝ったところで感が半端なかった。「俺たちの戦いはこれからだ」エンドであり、結局これは助かったうちに入るのか?という疑問が残る。
オリジナル系統のクラシックプレデターを弱者風に扱われたのも残念な点。バーサーカーに殺されるオチにしても、知恵と技術を駆使し全力でやり合っての惜敗、くらいの塩梅なら印象も違ったはず。
狩る者・狩られる者という以外の関係性はとても希薄で、人間側についても深く描かれることはなかった。なので、ロイスの“いい奴っぽさ”を多少描いたくらいでは「体を張ってイザベルを守る」に足るバックグラウンド情報が足らず、ピンと来なかった。寄せ集めの人間が頑張ったくらいじゃ勝てないプレデターを演出した方が良かったとさえ思ってしまった。
とはいえ、タイプの異なるプレデターが4体も登場して多くの戦闘シーンが見られたのは熱かったし、プレデターの魅力もあって好きな作品である。





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